創らずにはいられない!

日常の困りごとを解決するような商品開発を熱く語るブログ

今までにないものを開発!?道なき道を行けばわかるさ1

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『てぽか』(当時は名前がなく、
「デスクミトン」と呼んでました。)
を商品化することになった
後のお話です。

商品化に選ばれても、
さてどうしたものか。

布もの製品について
開発経験どころか、
縫製知識を持っているのは
私だけ。

道なき道の道しるべとして、
上司の示唆をがむしゃらに
実行するのみです。

●特許申請ができるか?
●試作品の改良
●縫製工場を探す。
●価格の検討
●生地購入先を探す。
●冬に間に合うのか?


OEMの会社を決めて、商品を
作る場合には必要なかった
仕事がてんこ盛りです。
 
特許申請ができるか?

提案する前に、すでに同じような
商品が無いことは調べました。

すると特殊な形だけに、
特許がとれるのでは?という
話が持ち上がりました。

さらに、商品化するには
「特許を侵していない」ことを
確認する必要があります。

販売後に
特許侵害と訴えられては、
たまりませんものね?

特許となると、調べる範囲は
類似商品だけではなくなります。

特許情報提供サービスでも
懸命に類似の特許を探します。
(お世話になった特許電子図書館
サービスを終了し、代わりに
特許情報プラットフォームが
開始されています。)

でも、特許を取ろうと思ったら
分からないことが多過ぎる。。

結局、弁理士さんに相談して、
可能性があるかどうか、
弁理士さんの目で調べて
類似の特許もピックアップして
もらうことにしました。
 
試作品の改良

商品化は決まっても、
まだ改良の余地が
たくさんありました。

今度は自分だけでなく、
他の人の感想などをもとに、
改良していきます。

しかし、会社には縫製する
場所も道具もありません。

そりゃそうです。
ミシンのある会社なんてほぼ無い。

昼間にすることはいっぱい。
深夜作業の日々は続きます。

 …このシリーズも、つづく

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