創らずにはいられない!

日常の困りごとを解決するような商品開発を熱く語るブログ

ヒット商品は賛否両論あるものが多いって本当?開発秘話に努力の跡を見つけよう。

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取引相談をした、とある
工場の方が仰っていました。

商品会議などで
満場一致した商品よりも、
賛否両論あったもの方が
ヒット商品になったりする、と。

それを聞いた時には
驚きましたが、
別の商品開発の話と
併せて考えると
何となく分かる気がしました。

それは、商品開発に
お客様の声を取り入れる時、
お客様のアイデア
そのまま商品にしても
売れるわけではないという話。

 

お客様の声は非常に重要です。
ニーズでありヒントであり
問題提起をしてくれます。

しかし、大事なのは
「何にお困りか」であって、
どうアプローチするかは
別問題です。

みんなが思いつくアイデア
いいとは限りません。

全く別の角度から、
お困りごとを解決できる
こともあるのです。

解決すべき問題を
今までなかった発想で
解決する。

それが商品開発ではないかと
私は考えています。

そうなると、
そこには賛同だけでなく、
本当に解決するか?
使いやすいか?など
新しいものへの
不安も発生します。

ここですでに賛否両論の
要因は発生します。

しかし、それは時には
興味となり話題となります。

予想がつく商品よりも、
不安と期待が混じった
商品の方が
心に留まりませんか?

商品がヒットするには、
良し悪しだけでなく
話題性も関わってきます。

そういう意味でなら、
賛否両論あるものの方が
ヒット商品になったりするという説も
納得できるような気がしたのです。

ヒット商品を生み出すには

商品がヒットするには、
オリジナリティが不可欠です。

奇抜でなくても、
それは思い付かなかった
というような。

そして、どんなに良いものでも
使い方が分からなければ
価値が分かりません。

その良さを伝えることが重要です。

使い方、効果、誰に、どんな場面で。
具体的にイメージして
もらうことが大切です。

しかし、努力だけでは
どうにもならないものもある
と言われそうですね。

世の中の流れやチャンスの到来。
これは運、ツキが
大きく関わってきそうです。

では、これらの全てが
偶然だと思いますか?

たぶん、そうではありません。
経験や情報収集を重ねれば、
世の中の流れは少しでも
感じることができます。

商品を決める前に、
より必要とされそうなジャンルなど
選ぶことは出来るのです。

商品を広く宣伝するルートも、
人脈を広げることで
増える可能性があります。

一部、運だけでヒットした商品は
あるかもしれませんが、
それだけを待っているなんて、
もったいないことです。

本当にいい商品なら、
できる限りのことをする
価値があります。

ヒット商品を生み出す
人達の多くは、きっと
リサーチやいい意味での根回しを
怠ってはいないでしょう。

最後に、
口コミなどで評判が広がるには、
ずいぶんと時間を要します。

2、3年前の口コミを見て、
購入した体験はありませんか?

根気強く売り続けて、
やっとヒットする商品も
少なくないと思います。

実際に商品を、企画から販売まで
数年行ってみて、感じたこと。

それは、ヒット商品は、
商品力以外にもいろんな努力の
積み重ねがあるのだろうと
いうことです。

まだまだ、私にも出来ていない
ことがたくさんある。
ここに書きながら、そう思いました。

出来ることから、がんばります!

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