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自動改札機こぼれ話。機械遺産にもなるその歴史とは…

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昨日、自動改札機の話を書いたので、
思い出したこぼれ話を。。

 

 

自動改札機の登場は、大阪万国博覧会
大量輸送対策としてだったんですね。
 
一般社団法人 日本機械学会より
 
1967(昭和42) 年に
試行設置されたのが、世界初の
自動改札システムだと書いてある。
 
ということは日本の発明なんだね。
さすが、ものづくり日本、
自慢したくなるなぁ。
 
しかも、私が生まれたのと
そう変わらない。親しみ湧くなぁ。
 
私の自動改札初体験は、
中学生になる頃でした。

 

北九州市にはまだなかったのか、
親戚家族に混じって
福岡市の大濠公園に連れていって
もらったんではなかったかな。
 
親戚家族には、ひとつ年下の
従妹のYちゃんがいて、
他の家族に遅れながら、
二人仲良く並んで改札へ。
 
右側から、
1列目に私、2列目にYちゃん、
3列目には誰もいませんでした。
 
初めての自動改札機に
ドキドキしながら切符を挿入し、
進んでいくと
2列目のフラップドアが閉まって
Yちゃんが止められた!
 
よく見ると、
開いているフラップドアは、
1列目と3列目!?

 Yちゃんは左利きでした。
 
そうです。
切符を利き手に持ったYちゃんは、
2列目を通るのに、3列目の改札に
切符を入れてしまったんです。
 
それに気付いたYちゃんは、
急いで3列目に向かいましたが、
またもや無情に閉まるフラップドア。
 
まだ子どもですから、
どうしたらいいか
二人して真っ青になりましたよ。
 
結局は、
その経緯を察した駅員さんが
通してくれたのですが、
かなりインパクトのある体験として
記憶に残っています。
 
でも、自動改札の初期にはきっと、
いろんな所で同様のトラブルは
あったと思うのですよ。
 
日本人は右利きが多いとはいえ、
切符を持つのが
右手とも限りませんし。
 
だから思うのです。
「どんなものでも使い手が
使いこなしてこそ、
便利なものになる」と。
 
今ではこんなに便利に使われている
自動改札機でも、きっと
みんなが使い慣れるまでは、
モタモタする人がいるだけで、
「改札の人はいないの?」などの
不満を言われたと思います。
 
新しい発明品は、
その便利さを分かってもらうまでに
暫く時間を要する、それが
宿命ではないかと感じています。
 
私が発案した
『てぽか』の時もそうでした。
 
そのあたりの、苦労話は
また後日、語りたいと思います。

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